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より過激に,コミカルに。新たな「セインツロウ」が始まる
「セインツロウ(Saints Row)」シリーズは,2006年から展開されているオープンワールドアクションゲームだ。プレイヤーはギャング団「セインツ」に所属し,さまざまなミッションをこなしてセインツの勢力を拡大させていく。
本作では,裸になったキャラクターで走り回る「ストリーキング」や,火のついた乗り物で走る「火だるまレース」などブラックユーモア的なミニゲームが存在していたが,2011年の「Saints Row: The Third」からは,さらにコメディ要素が強くなっていく。2013年の「Saints Row IV」では,セインツのボスから合衆国大統領に出世した主人公が仮想空間で空を飛ぶなどしてエイリアンと対決。2015年の「Saints Row:Gat out of Hell」になると,地獄に行って神秘のパワーを振るうなど,より過激にエスカレートしていったのだ。
そんな「セインツロウ」シリーズの最新作は,リブートを謳い,タイトルからナンバリングも外され,これまでシリーズを遊んだことがないプレイヤーでも楽しめる作品を目指しているという。
今回のメディアイベントでは,解説付きのプレイ動画という形でさまざまなフィーチャーが披露されたのだが,コメディタッチを継承しつつ,現代的な世界でのプレイを楽しめる様子がうかがえた。
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本作の舞台となるのはアメリカ南西部にある「サント・イレソ」の街で,9つの地区はそれぞれに探索しがいがあり,大暴れできる場所になっているという。肝心のセインツは,ゲーム開始当初には存在しないが,タフな女性メンバーの“ニーナ”,裸の上半身にタトゥーを入れた“ケビン”,頭脳派だが小心者の“イーライ”の負け犬3人組と主人公で立ち上げ,後述する「クリミナル・ベンチャー」を通して犯罪帝国を築き上げていく。
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街では車やオフロードバイクなど,さまざまな乗り物で走り回れる。また,車をカスタマイズして,戦闘機のような脱出シートを取り付け,空中へ勢いよく“脱出”したあとに,ウイングスーツで自由に滑空するといったことも可能だ。ウイングスーツでの飛行は徐々に高度が下がっていくが,通行人を踏みつけて勢いを付ければさらに遠くへと飛べる。そうして他人の車の屋根に着地し,そのままカージャックできるなど,コメディ寄りクライムアクションという「セインツロウ」らしいアクションが楽しめそうだ。
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戦いの手段は銃や徒手空拳などさまざまで,スキルによって豊かなバリエーションを持っているという。
例えば「フレイミングパンチ」のスキルは燃える拳で相手を殴り,「パイナップル・エクスプレス」というスキルは,犠牲者の服に手榴弾を放り込んで,相手もろとも投げ飛ばせる。
そして,これまではミニゲームだった「カーサーフィン」(車の天井に乗ってバランスを取る)が,車の天井に寝そべって銃を乱射できる戦闘システムの一部になるなど,派手で,かつコメディっぽいパワーアップを遂げているのだ。
プレイ動画では個性的な武器も登場した。「ピニャータ・ランチャー」はお菓子ならぬ爆弾を詰めた人形を発射し,敵がこれを殴ると大爆発。サッカーボールのような「スラストバスター」は空中を飛び回って爆発し,「クアンタムアパーチャー」は壁を通り抜けて敵を撃つことができる。普通の拳銃もフォームフィンガー(スポーツ会場で応援に使う指差し手袋)型のスキンでドレスアップできるなど,どれも見ているだけで笑えるものばかりだ。これらの武器は課題をこなすことでパワーアップさせられるという。
そして,敵にトドメを刺すフィニッシャーもさまざまな種類が存在する。プレイ動画では“相手にローキックを決める→相手の身体が頑丈すぎて足を痛めてぴょんぴょん跳ね回って片足立ち→そのまま負けるかと思いきや,鶴のポーズで片足蹴りを決めてトドメ”という,コミカル寄りカンフー映画のようなムーブが披露された。
シナリオもかなりパワフルなようで,とあるミッションでは敵を拷問するため,仮設トイレに閉じ込めたまま車であたりを引きずり回すというシーンが登場。もちろん車は自分で運転でき,仮設トイレが何かにぶつかるたびに中から悲鳴が上がる。
こうしてミッションをこなしてXPや金を稼げば,主人公や仲間をパワーアップさせられる。主人公はシリーズの伝統としてキャラクタークリエイトできるのだが,本作においては性別を含めていつでも外見を変更可能だ。もちろん稼いだ金で服を買うこともでき,外見や服装はプリセットとして登録できる。気分に合わせて外見を変えるのも面白そうだ。
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本作ではセインツが力を付けていく様が描かれており,HQ(本部)の“発展”と“クリミナル・ベンチャー”というシステムがこれを表現している。
セインツのHQは街の中心にある廃墟のような教会で,勢力を強めていくと,ヘリポートなどの施設を増設したり,家具を置いたりできる。家具は銅像や壁のネオン飾りなど100種類以上が存在しているそうで,自分なりのHQを作る楽しさも味わえそうだ。
そして,セインツが制圧した地域にビジネスを立ち上げるのがクリミナル・ベンチャーだ。ガレージを建設すれば車のカスタマイズが,軍用中古品店を経営すれば好き放題に暴れ回って賞金を稼ぐ「メイヘム」が,メディカルクリニックであれば,当たり屋をする「保険金詐欺」がそれぞれアンロックされるなど,クリミナル・ベンチャーを盛んにするほど,お楽しみが増えていく。
メイヘムや保険金詐欺といった旧シリーズのアクティビティがクリミナル・ベンチャーに結びつけられているあたりは,シリーズへのリスペクトがうかがえる。
もちろんCO-OP(協力プレイ)にも対応しており,自由に参加できるという。プレイ動画ではヘリを使って仲間の車を運ぶシーンもあり,バリエーション豊かなプレイが楽しめそうな感触だ。
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カーアクションや銃撃戦といったバトルの過激さと,コミカルさも感じさせる演出から,セインツロウシリーズ7年目のリブートに向けて力が入っていると感じられた。8月23日の発売日が楽しみだ。




























