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本展では,「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンのもと,設立以来さまざまなゲームを制作してきたCygamesの軌跡を,「神撃のバハムート」から近作にいたるまでの約5500点もの展示物によって振り返ることができる。
展示物は,デザインやイラストなどのアートワークを中心に,アニメーションの作画資料や作中キャラクターの再現衣装,さらにグランサイファーやバハムートの立体造形物など。本展における展示タイトルは以下の通り。
・神撃のバハムート
・Shadowverse
・Shadowverse EVOLVE
・グランブルーファンタジー
・アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
・プリンセスコネクト!Re:Dive
・三国志パズル大戦
・ナイツオブグローリー
・リトル ノア
・ドラガリアロスト
・ワールドフリッパー
・ウマ娘 プリティーダービー
・GRANBLUE FANTASY: Relink
・GARNET ARENA: Mages of Magicary(Project GAMM)
本稿では,展示されていた14タイトルの模様に加えて,メディア陣によるCygames担当者への囲み取材の様子もお届けする。
8名の声優陣による音声ナビゲート付きガイドアプリも登場
開催に合わせて,各展示のこだわりや見どころをキャラクターの音声で聞ける,公式ガイドアプリがリリースされている。音声はすべて本展のために録り下ろされたもので,会場でアプリを認証させたあと,イヤホンを着用したうえで聞くことが可能だ。収録されたナビゲーションは下記の声優陣が担当している。
緑川 光(アルベール役/「神撃のバハムート」より)
優木かな(アリサ役/「Shadowverse」より)
東山奈央(ルリア役/「グランブルーファンタジー」より)
佐藤利奈(千川ちひろ役/「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」より)
M・A・O(ペコリーヌ役/「プリンセスコネクト!Re:Dive」より)
ゆかな(ナーム役/「ドラガリアロスト」より)
逢坂良太(アルク役/「ワールドフリッパー」より)
藤井ゆきよ(駿川たづな/「ウマ娘 プリティーダービー」より)
さらにARカメラ機能も搭載されており,目玉展示のバハムートの超巨大フィギュアへカメラを向けることで,現実の立体物の周囲に雷雲などの荘厳なエフェクトが表示される。こちらはぜひ会場で試してみてほしい。
圧倒的ボリュームの展示からCygamesの歩みを体感!
展示は,エントランスの目の前に描かれた「Cygames展」のコンセプト紹介から始まる。入場を済ませて最初のエリアに足を踏み入れると,「Cygamesの原点」という言葉をキーワードに「神撃のバハムート」の10年を超える歴史を体感できる映像が,L字型の壁面に投影されている。
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奥へ進むと画廊のようなエリアに。そこでは「神撃のバハムート」の膨大な歴史とアートワークを振り返ることができる。続いては「Shadowverse」の特殊な体感型のデジタル展示が待ち構えていた。
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展示ホールの壁3面にあるスクリーンがこれまでに登場したカードで埋め尽くされており,壁面に表示されたカードをタップすると,「Shadowverse」を象徴する「進化」が行われ,進化後のカードを迫力満点のエフェクトと合わせて楽しめる。
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その向かいには,リアルカードも展示されており,アナログとデジタルの両面から「Shadowverse」の世界を味わえる空間となっていた。
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圧倒的なボリュームのインタラクティブ展示に触れたあとには,またもや膨大な展示数を誇る「グランブルーファンタジー」のエリアが展開。ここでは,作品の歴史をたどるようにして,これまでに制作されたイラストを鑑賞できる。
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ラフ画や設定資料に加えて,展示エリアの中心には「グランサイファー」の巨大な立体造形が設置されている。壁面が白色で統一されているため,まるで雲上を飛ぶグランサイファーを見ているかのようだ。
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空の世界から抜け出すと,今度は「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」の世界が広がる。エリア内の壁をほとんど埋め尽くすアイドルたちのイラストやプロフィールのほか,再現衣装やLIVE映像から彼女たちの輝かしい軌跡を見て取れる。
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※一般の方は衣装展示は撮影禁止となっております
その先には「プリンセスコネクト!Re:Dive」のエリアが続き,キャラクターイラスト,カットインムービー,キャラクターモーション,ラフ,原画などがデジタル展示とアナログ展示の両方で展開されている。
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ゲーム内グラフィックスのみならず,アニメーションの制作過程と作画資料も展示されており,歴史の展示というよりは,生き生きと動くキャラクターに重きが置かれたエリアのようだ。
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そしてその奥に進むと,「神撃のバハムート」を最も象徴するキャラクター「バハムート」の超巨大な像が,その名に違わぬ迫力でそびえ立っている。
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バハムートの前でいったん順路を外れると,過去作品にまつわる展示が一挙に集結したコーナーが展開されている。そこでは「三国志パズル大戦」「ナイツオブグローリー」「リトル ノア」「ドラガリアロスト」のイラストが展示されており,プレイ経験のある来場者にとっては懐かしい気持ちに浸れる場所となっていた。
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その反対側には,地面から天井までの壁面をすべてゲーム画面に見立てた「ワールドフリッパー」のエリアが。ドットイラストで構成されていることが特徴的なタイトルながら,大きく拡大されても繊細さを損なうことがないグラフィックスの作り込みを再認識できる展示となっていた。
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リリース済み作品最後のエリアでは「メインストーリーをたどる」というテーマのもと,「ウマ娘 プリティーダービー」の世界が広がっていた。円形のホールの中心で,ターフビジョンをイメージしたモニターでレースや「ウイニングライブ」の映像が流れ,壁面には各ウマ娘を深く掘り下げる資料が展示されている。
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資料は作中のイラストに限らず,ウマ娘の名前の元となった競走馬の実物写真や,競走馬が現実で残した記録までもが展示されており,アートワーク以外の面からも作品に深く迫ることができる構成となっていた。
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「ウマ娘 プリティーダービー」エリアの先には,今後リリース予定の作品である「GRANBLUE FANTASY: Relink」「GARNET ARENA: Mages of Magicary(Project GAMM)」のコンセプト紹介や,キービジュアルの展示コーナー,トレイラーの上映シアターが設営されている。
展示物は撮影不可だったが,トレイラーの画面は撮影可能となっていたので,ここでは本展において初のお披露目を迎えた「Project GAMM」の映像から各シーンをピックアップして掲載する。
「Project GAMM」では,ハイテンポなアクションを中心とした戦闘が行われるようだが,映像から作品の舞台や世界観を簡単に見て取ることはできなかった。「グランブルーファンタジー」のような雰囲気ではないが,現実と異なるファンタジックな世界観であることは確かなようだ。
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日本刀のような武器を振るう独特な服装のキャラクターも描かれており,随所に奇妙な造形の建築や不気味さを漂わせる敵が登場している。Cygamesがこれまでに手掛けてきたファンタジーとは違う,異色の世界観がベースになっているようだ。
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上映シアターの外には,開発スタッフによって描かれたサンクスボードがあり,各作品の主要キャラクターが感謝とともに来場者を見送っていた。
ただのイラストではなく美術としてのゲームグラフィックス
今回の取材が実施された際,Cygamesの担当者による,本展に関する囲み取材が行われた。まずは本展の企画が立ち上がった経緯について。
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担当者によれば,同社のクリエイターの人数が非常に多いことから,かねてより背景アートをテーマにした展示が企画されていたという。しかし最終的には,すべてのアートワークを包括した展示を実施することになったそうだ。
また,今回の展覧会が美術館で開催されることに関しては「ゲームアートを単純に展示するというよりも,美術として扱っていただきたく……」と語りつつ,上野の森美術館が「ゲームやエンタメ系といった我々のコンテンツと親和性のある部分もあった」とコメントしていた。
アートワークの展覧会ながら,完全新規タイトルの新映像が公開されていたことについては「最高のコンテンツの系譜ということで,Cygamesの歴史をたどっていただく形となっています」と前置いたうえで,「神撃のバハムート」から始まったゲーム開発の系譜を伝えきるため,開発中の最新作を展示することになったと述べていた。
そして後半に寄せられた「本展を全国各地で開催する予定はありますか」という質問には,「明確にいつごろから実施するという予定はありませんが,ぜひやっていけたら」と回答していた。
本展では,Cygamesの歴史が膨大な展示物によって網羅されているため,プレイ経験のあるタイトルが少ないユーザーにとっても楽しめる展覧会だと感じた。10月3日まで開催されているので,展覧会目的で遊びに行くのはもちろん,近くに寄った際は,上野の森美術館にも足を運んでみてはいかがだろうか。
(C)Cygames, Inc.
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