西暦2050年。核戦争は地表を放射能の墓場へと変えた。いま価値あるものはただ一つ、カザフスタンの廃墟の下、封鎖されたソ連の地下施設「セクターV-4」に埋もれている。だが、生身の人間はそこへ入れない。
そこで送り込まれるのは「意識」だ。あなたの意識。ニューラルリンクを通じて、何十年も気密扉の奥で眠っていた産業用ロボット UNIT MARK-1 へとアップロードされる。目覚めたあなたは、冷たい鉄の塊。暗闇にただ一人、無線越しの声だけを頼りに、「何としても遂行せよ」と命じられた任務を背負っている。
この施設は、無人ではない。何かがすでに目を覚ましている。それと戦うことはできない。できるのは、耳を澄まし、明かりを消し、息を潜め、通り過ぎるのを祈ることだけだ
ゲームプレイ
・あなたは機械だ。重く、鈍く、思うようには動けない。MARK-1の一歩一歩が鉄の重みで床を打つ。恐怖は「とっさに何もできない」ことそのものに宿る。
・闇の中の声。無線の向こうにいるオペレーターだけが、地上との唯一のつながりであり、深部での唯一の道連れ。彼があなたを導く。彼だけが、あなたの支えだ。
・狩る者から生き延びろ。セクターV-4を徘徊する「それ」は、戦って倒せる相手ではない。光と音を頼りに獲物を追う。電源を完全に落とせば姿を消せる??だが、目も見えず、無防備になる。
・死にゆく機械の中へ潜れ。システムは外側からは直せない。壊れかけたハードウェアの「デジタルの臓腑」へと潜り込み、解いて戻る。その間、現実のあなたの体は無防備に晒されたままだ。
・悪化し続ける施設を、さらに深く。暖かく人間味のある部屋は、蒸気に満ちた組立ホールへ、冷たい電気の変電所へ、そして最深部の闇にうごめく緑色の有機的な「何か」へと変わっていく。
・隠された物語を暴き、結末を選べ。立ち止まって見る者のために、手がかりは施設の各所に隠されている。何を、どれだけ見つけるかが、結末を決める。出口は一つではない。そのすべてが救いとは限らない。
・CRT越しのソビエト・ブルータリズム。すべてはMARK-1の壊れかけたスクリーン越しに映る??歪み、砂嵐、走査線、燐光の滲み。工業的な巨大さが、デジタルの崩壊の中で描かれる。
地上では、この施設に埋もれたものがなければ人々が死んでいく。あなたは「何としても持ち帰れ」と命じられた。
その代償が何なのかは、誰も教えてくれなかった。


























