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1996年に創設されたFocus Home Entertainmentは,最近では「Hood: Outlaws & Legends」(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X / Xbox One)や「A Plague Tale: Innocence」(PC / PS4 / Xbox One / PS5 / Xbox Series X),「SnowRunner」(PC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch)などの作品でお馴染みのパブリッシャだ。
2017年に掲載している「奥谷海人のAccess Accepted第527回:Focus Home Interactiveとはどんなパブリッシャなのか? 同社の20年の歴史を支えてきたCEOにインタビュー」では,設立者であり当時のCEOでもあったセドリック・ラギャリック(Cédric Lagarrigue)氏へのインタビューでも触れられているが,早くからデジタル販売で収益性を高め,2015年に株式公開して以降は大きく成長を果たしている。
しかし,2018年のラギャリック氏の退社と時を合わせるかのように,「Pro Cycling Manager」や「Blood Bowl」シリーズなどで知られるCyanide Studioや,「Styx」シリーズや「Greedfall」のSpidersといった,それまで長らく協力関係にあった地元フランスのデベロッパが次々とNaconに買収されたのに続き,最近では「Farming Simulator」で知られるGIANT Softwareが自社出版に踏み切るなど,その先行きは不安視されていた。
そんな経緯もあってか,2020年からはようやく「The Surge」シリーズのDeck 13 Interactive,「Necromunda: Hired Gun」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)のStreum On Studio,そして「Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder's Revenge」(PC / Nintendo Switch)を開発中のDotEmuなどを傘下にするといった,より踏み込んだパブリッシングビジネスに方向転換し始めている。今回の「Focus Entertainment」へのブランド化も,そうした新体制を明確にするためであると思われる。
もちろん,8月末にリリースされたばかりのCold Iron Studiosによる「Aliens: Fireteam Elite」(PC / Xbox Series X / Xbox One / PS5 / PS4)に加え,Saber Interactiveの「World War Z: Aftermath」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)や,New World Interactiveの「Insurgency: Sandstorm」(PC / Mac / PS4 / Xbox One)のコンシューマ機版が今月中にも正式ローンチを迎える予定で,AAからAAAパブリッシャへの脱却を図りながら,今後もより多くのゲーマーにそのブランド名が認知されていくことになるはずだ。
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