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限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]
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印刷2026/09/21 15:32

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限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]

 Awesomesは開発中のタイトル「TONIN:兎忍」を,東京ゲームショウ2026の「SELECTED INDIE 80」エリアにプレイアブル出展した。

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]

 本作は,江戸時代風の世界を舞台に,異世界から侵攻してきたSF的なメカ「カラクリ」と戦う作品だ。プレイヤーはウサ耳の忍者「兎忍」になり,縦横無尽に飛び回って敵を斬り倒していく。

※操作方法はXBOX コントローラーに準拠

 試遊を始めた直後の印象を率直に言うと,グラフィックスをはじめ,まだ粗削りに感じられる部分は少なくなかった。
 また,メインビジュアルや世界観の設定からは,どこかバカゲーめいた雰囲気も漂っており,筆者も最初はそうした方向性の作品なのだろうと思っていた。

 しかし,実際に5分ほど触ってみると,その印象は大きく変わった。開発途上らしさは残るものの,アクションの手触りには目を引くものがある。次第に,そこに秘められた可能性が見えてきたのだ。

 兎忍の基本的な戦い方は,持ち前のスピードと豊富な移動アクションを生かして素早く敵との距離を詰め,刀による斬撃[Xボタン]を叩き込むというもの。サブ武器には傘やひょうたんなどが用意されており,刀と組み合わせて攻撃をつなげられる。

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Aボタンを長押ししてから離すと「兎跳」を発動し,高く跳び上がれる
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LSを素早く2回入力すると,フィギュアスケートのような動きで高速移動できる
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ワイヤーアクションも用意。木や敵をつかみ,一気に距離を詰められる

 LBボタンには防御が割り当てられており,攻撃を受ける直前にタイミングよく押せば,パリィに相当する「流し」が発生する。強敵の攻撃をしのげることに加え,そのままこちらの反撃につなげられるため,攻防を素早く切り替えていくうえで重要なアクションだ。

 そして,アクション面でもっとも印象に残ったのが,敵を倒したあとの一連の操作である。敵の撃破後にRBボタンを押すと「斬釘截鉄」が発動し,周囲の動きがスローモーションになる。そのあいだは好きな方向から刀を振り,敵を文字どおりバラバラになるまで斬り刻める。
 「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」を遊んだことがある人なら,同作の「斬撃モード」をイメージすると分かりやすいだろう。任意の角度から対象を切断していく操作には,かなり近い感触がある。

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画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / 限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]

 さらに,カラクリの体内から露出したコアを切断すると,そこから別のアクションへつなげられる。どのアクションにつなげるかは,そのつど選択できる。

 「兎蹴」を選べば,敵をそのまま蹴り飛ばし,別の敵も巻き込めるため,多数の敵を相手にするときに有効だ。「兎抜」を選択すれば,兎忍を強化できる。一方,HPが心もとなくなってきたときには,「残心」によって体力を回復するといい。

画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / 限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]

 こうした仕組みは,「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」における「斬奪」をどことなく想起させる。敵を斬る爽快感だけでなく,その後の行動を状況に応じて選べることで,戦闘に戦略性とテンポの良さが生まれている点も,本作の大きな持ち味だと感じた。

 ゲームプレイは,まず村から出撃して広大なエリアを探索するところから始まる。フィールドの各所ではカラクリが散発的に出現し,プレイヤーは自由に探索しながら戦っていく。最初はフィールドを好きに駆け回り,目についた敵を片っ端から倒していくゲームのようにも見えたが,実際のゲームサイクルはそれほど単純ではない。

 1回の「出撃」はおよそ20分を目安とした区切りになっており,プレイヤーは広いエリアを移動しながら素材などを集め,自身を強化していく。そして最終的にマップ上の特定地点へ向かうとボスが出現し,それまでに整えた戦力で決戦に挑むことになる。

通常のカラクリに加え,フィールド上には巨大なカラクリが現れることも。倒せば多くの報酬を得られるほか,高速の斬撃で巨体をいくつもの破片に切り刻むカタルシスも味わえる
画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / 限られた時間で探索・強化を重ねてボスに挑め。「TONIN:兎忍」は,和風×SFの世界でカラクリを斬り払う3Dアクションだった[TGS2026]

 つまり,本作では闇雲に敵を倒していくのではなく,限られた時間のなかでどのようにフィールドを巡り,素材を集め,どこまで自身を強化できるかが重要になる。最後に待つボスへ向けて,どれだけ戦力を整えられるかがゲームプレイのポイントというわけだ。

 前述したように,グラフィックスをはじめ,全体的な完成度にはまだ粗削りな部分もある。また,一見するとバカゲーを思わせる独特な世界観もあって,筆者も当初はそのゲーム性を少し見誤っていた。

 しかし,実際に遊んでみれば,高速移動から斬撃へと流れる爽快な3Dアクションと,限られた時間で探索と強化の方針を組み立てていくゲームプレイには,はっきりとした魅力がある。開発途上ではあるものの,その奥に感じられたポテンシャルは,決して無視できないものだった。


  • 関連タイトル:

    TONIN:兎忍

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