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精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]
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印刷2026/09/20 12:35

プレイレポート

精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 チェコのゲームクリエイター,Valentin Wirth氏が開発中のアクションアドベンチャー「Become」(ビ・カム)が,東京ゲームショウ2026の「SELECTED INDIE 80」コーナーに出展された。

「SELECTED INDIE 80」の「Become」展示コーナー。本作は「SELECTED INDIE 80 Excellence Awards」のゴールドアワードを受賞している
画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]


 今年2月に発表された本作のテーマは,人間の生殖だ。プレイヤーが操作するのは,一度に数億が放出される精子のうちの1匹。卵子にたどり着いて受精するまでの長い道のりを,アクションアドベンチャーとして構築している。

中央付近にいるのがプレイヤーキャラクターとなる精子。舞台となるのは,ヒトの体内のミクロの世界だ
画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 ヒトの体内を舞台にしたゲームは過去にも存在し,筆者もいくつか遊んだことがある。だが,その多くは外部から侵入したウイルスとの戦いを描くもので,生殖をテーマにした作品に触れるのは初めてだ。

 実際に画面を見てみると,薄暗い洞窟のような世界を,オタマジャクシのような精子たちが泳ぎ回っている。その旅は,彼らが睾丸から生まれたときから始まるようだ。

生まれたばかりの精子。睾丸の最深部にあたる,薄暗いエリアだ
画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 “泳ぐ”というと上下左右へ自在に動けるイメージだが,本作の移動は地上を歩くような感覚で,上方向への移動は限定されている。
 ここでポイントとなるのが,道中で得られる「タンパク質」だ。光っている物質に触れてボタンを押すと,これを摂取してパワーアップする。
 今回はジャンプができるようになり,以降はジャンプアクションのような感覚で高所へ移動できるようになった。

タンパク質を得てジャンプができるようになった。これで移動範囲が広がる
画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

獲得したスキルは「百科事典」に記録されていく
画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 プレイヤーは少しずつ成長し,能力を身につけることでライバルとの競争を勝ち抜いていくようだ。要所には,仲間でありライバルでもある個性的な精子たちがNPCとして存在し,会話するシーンもある。このあたりはアドベンチャーゲーム的だ。
 この段階でのプレイヤーは,おしゃぶりをくわえた赤ん坊のような顔をしている。PVやキービジュアルではメガネをかけた姿も確認できるので,見た目も少しずつ変わっていくのだろう。

目的地への道しるべはなく,直感で進む方向を探るしかない。周囲のライバルたちも迷っている様子が演出される
画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

会話ができるNPCの精子も登場する
画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 筆者がプレイした序盤とおぼしき範囲では,何かと戦ったり競ったりする要素はなかった。ただ,精子が熱に弱いという性質は再現されており,赤く表示された高温のエリアにいると体力が少しずつ減っていく。これが0になるとミスだ。ただ移動するだけではなく,アクションゲームとしてのデザインも作り込まれている印象を受けた。

画面下のゲージが体力を表しており,赤い高温のエリアではこれが少しずつ減っていく。ミスになると少し前からやり直しだ
画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 メッセージは日本語化されている。聞き慣れない用語も出てくるので,生殖に関する知識を得られる教育ソフト的な側面も持ち合わせている。

精管から放出される精子たち。しかし旅は,ここからさらに続いていく
画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / 精子となって生殖器官を旅するアクションアドベンチャー「Become」プレイレポート[TGS2026]

 本作は2026年内の発売を目指して開発が進められている。筆者を含むすべての人間がかつて経験しているはずなのに,誰も覚えていない。そんな未知なる冒険を,ぜひ本作で味わってほしい。

  • 関連タイトル:

    Become

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