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Dungeon Lurkerは,架空の32bitゲーム機「Eclipse System 32」で“発売されるはずだった”同名のゲームを遊ぶアクションローグライトだ。ベルトスクロールアクション形式でダンジョンを探索し,武器や呪文を集めながら,その最奥を目指す。
画面に対して大きく描かれたキャラクターや古めかしいUIからは,確かに1990年代のゲームらしい雰囲気が漂っている。ただ,単にレトロなゲーム世界を楽しむだけでなく,舞台設定自体に組み込まれたストーリー要素もあるようだ。
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説明書が単なるマニュアル以上の
存在だったあの頃を思い出す
ゲームを開始すると,セーブデータの選択画面が表示される。データは2つあり,片方は「はじめから」で,もう片方は全リソースがカンストしているデータだ。しかし,カンストデータは選択できず,強制的に「はじめから」を選択することになる。
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すると,なんの説明もないままマップに放り出された。とにかく動かして覚えるしかない――と,コントローラをいじっていると「説明書」を開けた。いわゆる“デジタルマニュアル”ではなく,これ(Dungeon Lurker)をゲーム内でプレイしている人物が画面から離れ,手元のマニュアルを開く形をとっている。
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その説明書は,まさに1990年代のゲームを思わせる重厚なもので,必要な情報がミッチリと書かれていた。システムや操作方法だけでなく,代表的なエネミーへの基本的な対策や,今後の展開に関する“匂わせ”的な文章も実にそれっぽい。
見ているだけで懐かしい気持ちが湧き上がってくる演出だ。やたらミッチリ書かれた権利表記や注意文はちょっと不穏だが……。
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説明書によると,本作は「ダンジョンに閉じ込められた兄弟」を助けるために戦う主人公の姿を描く作品のようだ。システムの基本はベルトスクロールアクションで,死亡すると進行がリセットされる一方,キャラクターを恒久的に成長させていく要素もあるらしい。
ダンジョンは全3エリアの合計15階層で構成され,先に進むごとに新たなアビリティやリソースを獲得できる。これらは死亡時に失われるが,重要アイテムや一部リソースを引き継げるので,何度もプレイすることで攻略を進めやすくなる仕組みだ。
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アクションはなかなか小気味よく,爽快感があるが,操作は絶妙に複雑で簡単には挙動を把握しきれない。敵の攻撃もかなりいやらしく,それぞれの動きをしっかりと把握しなければ被弾を抑えて動くのは難しい。
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加えて,各ステータスの役割もゲーム内で参照できないので,強化の基準が曖昧だ。説明書にはこれらの要素もしっかりと記載されているので,都度開きつつ進めることになる。
●説明書から得られる情報の一例
・攻撃や回避の使い方
・ダッシュ攻撃やジャンプ攻撃
・攻撃同士の連携
・長押しまわりの挙動
・撃破後の追加攻撃による挙動
・各NPCの役割
……etc
そうして気付いたのは,説明書の随所に手書きのメモがあること。大事なステータスには「これが重要!」と書かれ,エネミーのイラストに「ここが弱点!」と書き込まれている。どうやら,かつてこのゲームを遊んだ(ゲーム内の)プレイヤーがヒントを書き込んでくれているようだ。
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これを読み進めながら遊ぶのは単純に楽しい。「これって説明書にあるかな?」「この先って何か書いてあったっけ?」と,ゲーム画面と説明書を行き来しながらプレイする感覚は,まさに1990年代のゲーム体験そのもの。中古屋で買ってきたゲームの説明書に謎のメモがあったりするのも含め,遊んでいるだけで当時の記憶がよみがえってくる。
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ちなみに,わりとクリティカルな情報がはっきりと記載されている部分もあるので,人によってはじっくり読まないほうがゲームを楽しめるかもしれない。そのあたりは,好みに応じて遊び方を調整するのが良いだろう。
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本作の手触りにはかなり興味深いものがある。マニュアルを用いた謎解きの代表格は「TUNIC」だが,本作はどちらかといえばアクション要素に軸足を置き,説明書は“古いゲームをゲーム内のプレイヤーが遊ぶ”という世界を補強する意味合いが強いように感じられた。
単にデキのいいアクションゲームというだけでなく,説明書がストーリーを演出するギミックの1つになっているわけだ。最終的にどんな物語が表現されるのかは分からないが,十分期待できる内容だったように思う。
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発表時には2027年初頭の発売予定と案内されていたが,現在のSteamでは発売日未定となっている。今後の動きが気になる人は,Steamストアページからウィッシュリストに加えておこう。

















![画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 手がかりは1冊の説明書だけ。謎多きレトロゲーに挑む「Dungeon Lurker」は“説明書を読む楽しさ”を思い出させてくれる作品だった[TGS2026]](/games/011/G101178/20260918001/TN/001.jpg)
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