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[プレイレポ]ブルアカ開発スタジオの新作「ファレイドリア」は“かわいい”に一切の妥協なし。戦闘システムもユニークで面白い
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印刷2026/09/17 10:00

プレイレポート

[プレイレポ]ブルアカ開発スタジオの新作「ファレイドリア」は“かわいい”に一切の妥協なし。戦闘システムもユニークで面白い

 NEXON Games傘下のIO DIVISION RXスタジオが手掛ける新作美少女ゲーム「ファレイドリア」をご存じだろうか。多くの「先生」には,「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」(以下,ブルアカ)を手掛けたスタジオの新作だと言ったほうが伝わるかもしれない。ファレイドリアも,ブルアカと同じく,「いろんな個性を持った美少女がたくさん出てくるゲーム」である。


 本作は,2024年10月に「プロジェクトRX」という仮称で発表されたが,2026年9月現在でも,どういったゲームなのか明かされていない。そんな気になるタイトルが,本日(2026年9月17日)から5日間開催される国内最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2026」(以下,TGS2026)に出展される。しかも,実機でのゲームプレイを体験できる試遊ビルドが初公開されるのだ。

今回プレイしているのは開発中のバージョン。TGS2026の出展版とは一部異なる可能性がある
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 今回は,この試遊ビルドを都内のネクソンで先行プレイしてきたので,その内容をお届けしよう。「どんなゲームなのか」を一言で表すのは難しいが,かわいい女の子が出てくるゲームが好きなら,要チェックだ!(サムネイルを見てこの記事を開いているなら,聞くまでもないかもしれないが)

 まずは,説明資料をベースに世界観と特徴を簡単に紹介しておこう。本作の舞台は,地球と非常によく似た異世界に存在する「アニマ市」だ。プレイヤーは,市の復興センターの「センター長」として赴任することになる。復興センターの事務所であり,公務員寮でもある「黄昏館」の管理人として,特別な能力を持つ「メイツ」たちとともに生活しながら,街で起こるさまざまな問題を解決していく。

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 ブルアカ的に言い換えれば,メイツが生徒で,センター長が先生だ。センター長は黄昏館に住むメイツたちと,買い物をしたり,植物の栽培をしたり,料理をしたりといった日常を過ごす。また,異常現象が発生したときには,メイツたちとともに出動して危険を排除し,解決したらまた家である黄昏館へと帰っていく。これが本作の基本的な世界設定だ。

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 そして,本作の最大の特徴は,やはり美少女たちの3D表現だろう。Unreal Engine 5をベースに開発されたという3Dグラフィックスは,「かわいい2Dイラストがそのまま3Dになって動いている」ようなクオリティだ。顔の陰影などは,あえてデフォルメすることでどの角度から見てもかわいく映るように処理しながら,それでいて画面全体の調和はしっかり保っている。ストーリーには立ち絵の会話シーンなども当然あるのだが,3Dゆえに動きの自由度が高く,キャラの魅力が一段と伝わってくるものになっていた。

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 ここからは,実際に体験した内容を,流れに沿ってお伝えしよう。
 まずはストーリーからだ。あらすじとしては,「影蛇」という呪いのようなものが封印された箱があり,配達業者にスピード配達をお願いしたところ,箱を2階に投げ入れられてしまう。その衝撃で封印が解け,黄昏館が非常にマズいことになった……といった感じ。お察しのとおり,ハチャメチャにコミカルなストーリーである。1人が「2階が影蛇に飲み込まれそう」と慌てているときに,もう1人は「2階は遮光カーテンを買わなくて済みそう」とか言っているぐらい,ギャグ色が強い。

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 今回のストーリーの中心になっていたのは,「ミニエ」「オハナ」「シャミ」という3人のメイツだ。このあと紹介する黄昏館の見回りでは,ほかのメイツが暮らしている姿も確認できたが,この3人は以前から公式情報が出ていたので,特に主要なメイツと見てよさそうである。
 冒険が大好きでノリがいいミニエ,無表情コメディ系少女のオハナ,不幸体質で苦労人のシャミと,とても個性が光っていた。なお,シャミのTシャツに書かれている「無為徒食」は,何の仕事もしないでただぶらぶら暮らすこと,という意味だ。いい言葉だね。

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 3Dモデルが素晴らしいので当然かもしれないが,ストーリー中のムービーも非常に高品質だ。カメラワークや画面上の演出も凝っていて,見応えのあるものになっていた。

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 本作のユニークな要素として,選択肢を音声入力で選べる,という点がある。もちろん,普通の操作でも選択できるのだが,実際にメイツに話しかけることで,没入感がより高まる。
 この音声入力機能は,本作のところどころに散りばめられていて,あとで紹介する黄昏館でのメイツとの交流では,近くにいるメイツの名前を呼ぶと,こちらに寄ってきて会話ができる。こだわりが詰まった機能だ。
 余談だが,筆者は関西出身なので,関西弁のイントネーションで読み上げてみたり,文章を少し改変したりしてみたが,ちゃんと思いどおりの選択肢が選ばれた。おそらくだが,選択肢で黄色くハイライト表示されている文字を含んでいれば,イントネーションの変化や多少の改変があったとしても,しっかり認識されるようだ。

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 場面は転換して,センター長とメイツ3人は,「侵蝕ダンジョン」に突入して探索を行っていく。探索パートでは,3人のメイツから1人をリーダーメイツに選んで直接操作しながら(リーダーメイツの交代はいつでも可能),3Dのフィールドを自由に動ける。ダッシュはあるが,ジャンプはない。アクション的には物足りないものの,壁や通路が侵蝕の状況に応じて大きく変化していくビジュアルが派手なおかげで,プレイ中に退屈さは感じなかった。

探索中は,メイツたちの仲睦まじい会話が画面右側に表示されていた
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 多くの人が気になっているであろう戦闘パートも解説しよう。本作の戦闘はエンカウント方式であり,フィールドにいる敵に攻撃を仕掛けたり,あるいはストーリーの流れで戦闘に突入したりする。戦闘システムとしては「ライブターンバトル」と銘打たれており,基本的にはターン制バトルなのだが,特殊な要素がいくつかある。

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 ターン制らしいのは,戦闘中に左上に表示されるターン順を見て,メイツのターンが来たらスキルを使用して敵に攻撃したり防御したりといった行動をするという点だ。メイツにはそれぞれスキルが2種類,必殺技が1種類あり,ターンごとにどれか1つを使用できる。スキルにクールタイムはないが,必殺技だけは,使ったあと一定ターン数が経過するまで再使用できないクールタイムがある。
 また,「ブーストゲージ」というメイツ個別に溜まっていくゲージを消費してメイツの行動順を前倒しし,すぐに操作できるようにするターン順への介入要素もある。

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 ターン制バトルとして特殊な部分は,3Dの立体的なフィールドで戦闘をするという点だろう。メイツのスキルや必殺技には攻撃範囲があり,複数の敵を巻き込むような位置でスキルを使用することで,効率的に敵を倒せる。
 ただし,メイツの操作中も,敵や操作中でないメイツが絶えず少しずつ移動していくため,複数の敵が攻撃範囲内に集まるのを待ってスキルを発動したり,あるいは敵の範囲攻撃に複数のメイツが巻き込まれないようになるべく散開させたりといった,本作独自の戦略性が生まれている。
 また,完璧な攻撃を決めるまで待つなどの戦略が取れないように,メイツの操作ターンには制限時間が設けられているため,スピーディな決断が求められる緊張感もある。

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 戦闘中のメイツのスキルと必殺技にはカットインモーションや専用モーションが用意されており,画面は非常に華やかだ。説明だけだと少しクセがあるように思われるかもしれないが,実際はかなりカジュアルで,プレイすればすぐに全容を理解できるような戦闘システムになっている。

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勝利画面。かわいい
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 戦闘とストーリーを終えると,センター長とメイツたちは,我が家である黄昏館に帰っていく。黄昏館では,ここに住んでいるメイツたちと交流ができる。ちなみに,TGS2026では試遊時間が限られているかもしれないが,メイツとの交流を楽しみたいなら,ストーリー部分はスピーディに進めることをオススメしておく。

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 黄昏館では,2階まである大きな建物の中で,メイツたちが生活している姿を眺められる。定点カメラのような視点なので,なんとも覗き見感が強いが,それゆえに飾り気のない彼女たちの日常を見ているように思えた。

 マップから部屋を選んでアクセスでき,1階にはロビー,事務室,玄関,中庭,温泉,倉庫が,2階には視聴覚室,食堂,キッチンがある。試遊ビルドゆえか,ロックがかかっている部屋もあった。ちなみに温泉は,内部ではなく入口なので,非常に健全である。

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 そして,近くにいるメイツの名前を音声入力で呼ぶか,対象を選んでボタンを押すことで交流が可能だ。ここでのオススメは,やはり音声入力だ。声でこちらに気付いて寄ってきてくれるのは,ボタンを押すのとはまったく違った嬉しさがある。

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 交流では,メイツとシンプルな世間話をする「話す」のコマンドのほかに,「手を振る」というコマンドも用意されている。手を振るには回数制限があるのだが,話すコマンドとは違って「好感度」が上昇する。おそらく,好感度で会話内容が変化していくような定番のギミックがあるのだろう。
 試遊ビルドでは,5回手を振ると,もうメイツには手を振れなくなった。きっと,センター長は過去の怪我の影響とかで,「手を振るのは1日5回まで」といったようなドクターストップがかかっているのだろう。知らんけど。

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 手を振るほかにも,「贈り物」や「お出かけ」,「招待」といった気になるコマンドの存在が確認できた。しかし,これらの機能はロックされていたので,内容までは確認できていない。「話す」や「手を振る」といった交流では,ストーリーと同じく,メイツがいろいろなモーションを見せてくれるし,表情もコロコロ変わって,非常にかわいい。キャラクターの個性も光っていて,「さすがのキャラ魅せ」だ。

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 プレイ後の感想だが,本作は戦闘よりも,メイツたちとの日常生活に焦点を当てていると感じた。ライブターンバトルはユニークな要素こそあるものの,作りとしてはシンプルで,「とにかくかわいいキャラと交流したい」という人でも戦闘が苦になりづらいはずだ。今風に表現するなら,「サブゲームの適性が高い」とでも言えるだろうか。

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 気になったのは,「センター長が何をしている人なのか分からない」という点だが,このあたりはストーリーの展開や,追加の要素で補ってくれると思うので,今後に期待しておくとしよう。
 そして一番大事なことだが,本作はメイツたちが本当に魅力的で,かわいさの表現には一切の妥協がない。美少女に癒しを求めるなら,今後の動向に注目しておくべきだろう。黄昏館で彼女たちに手を振る日が,今から待ち遠しいぜ……。

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 最後に,本日から始まるTGS2026に出展する「ファレイドリア」のブースは,黄昏館を再現したものになっており,「じゃんけん体験コーナー」「展示・撮影スペース」「ゲーム体験コーナー」という3つのスペースが用意されている。
 さらに「黄昏館スタンプラリー」というイベントでは,3つのミッションを達成することで,オリジナルのグッズを受け取れるという。黄昏館を再現したセットや,メイツと遊べるじゃんけんイベント,言葉で答える音声認識など,ファレイドリアらしさのある展示になっているので,TGS2026に行く予定がある人はぜひ,ファレイドリアのブースにも足を運んでみよう。
  • 関連タイトル:

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