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荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]
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印刷2026/09/20 11:30

インタビュー

荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]

 むつむつプロジェクトが開発するPCゲーム「ハコアタマ」は,荷物や道具を頭に積んで配達をこなす最大4人で協力するホラーゲームだ。怪異に頭を奪われ,不当に収監された囚人たちが,仮釈放と引き換えに避難シェルターでの配達を命じられる。

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 今回,東京ゲームショウ2026のブースで,むつむつプロジェクト代表のむつむつ氏にインタビューの機会を得たので,その内容をお届けしよう。

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[2026/08/17 16:54]



集めるのではなく,届けるゲームに


4Gamer:
 お時間をいただきありがとうございます。まず,本作の企画が生まれた経緯を教えてください。最初からマルチプレイを意識されていたんですか。

むつむつ氏:
 そうですね。私自身,「R.E.P.O.」や「Lethal Company」が好きで遊んでいたのですが,ああしたゲームは物を集めることが中心ですよね。その逆はどうだろう,というところから配達を思いついたんです。
 荷物の運び方は,頭に載せて運ぶ文化から着想を得ました。ゲームにしたときに見た目が面白そうだと考えたんです。イラストを描き起こすうちに,頭も箱にしたら面白いのではないか,という発想から今の形になっていきました。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / 荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]
まずは,トラックから荷物を持ち出し,シェルター内の検査機へ運ぶ

4Gamer:
 何人で開発しているのでしょうか。

むつむつ氏:
 2人です。イラストレーターの方にビジュアルを描いていただき,それ以外を私が担当しています。

画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / 荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]
検査機では,画面左に示された品目と荷物の中身を照合し,一致していれば緑のボタンで承認する


何を頭に載せるかで,仲間との役割分担が変わる


4Gamer:
 今回は1人で遊びましたが,仲間と一緒だと,楽しみ方はどのように変わりますか。

むつむつ氏:
 まず,荷物をどう分担して運ぶかが大切になります。荷物を積むほどスタミナゲージが短くなるので,初心者は少なめに,慣れた人は多めに持つ,といった分け方もできます。
 さらに,頭には荷物だけでなく道具も載せられるので,明かりで周囲を照らす係を決めるなど,仲間と役割を分担できます。状況に応じて道具を載せ替え,臨機応変に動けるのも面白いところです。

画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / 荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]
アンテナを頭に載せると,検査機のある方向を音で確認できる

4Gamer:
 配達先ごとに手分けして,別々に行動するイメージですか。

むつむつ氏:
 そこはチーム次第です。手分けすれば複数の場所へ同時に配達できますが,仲間が死んだ場合,蘇生するには死体を回収しに行かなければなりません。その手間を考えると,みんなで行くほうがいいのか,それとも分かれたほうがいいのか,という話になるんです。

画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / 荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]
マップはランダム生成され,スタート地点で配達先の場所を確認できる


怖がった先に「楽しかった」が残るホラーを


4Gamer:
 これまでにもホラーゲームを作られてきたのでしょうか。

むつむつ氏:
 はい。「徹夜報告書」「虚衝 - Kyosho」と作ってきて,本作が3作目になります。

4Gamer:
 ホラーゲームを作るうえでは,どのようなことを大切にしていますか。

むつむつ氏:
 私はホラーを,ゲームの面白さを引き出すためのスパイスとして捉えています。怖がってもらうことも大切ですが,その先に「楽しかった」「遊んでよかった」という気持ちが残ることを重視しているんです。
 本作でも,不気味さを押し出す場面や,ジャンプスケアのように驚かせる場面があります。一つの方法にこだわらず,みんなで楽しめる体験を作りたいと考えています。

4Gamer:
 怪異がいる場所の明かりが点滅する仕組みは,ジャンプスケアとは違って,予測可能な怖さがありますね。これは,心理的な恐怖を狙っているのでしょうか。

むつむつ氏:
 そのとおりです。予兆を見てドキドキして,敵が出てきたときにびっくりする。その間に生まれるいろいろな感情を意識しています。今後,敵の種類を増やす際には,予兆にもバリエーションを持たせたいと思っています。

画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / 荷物や道具を頭に載せて配達へ。最大4人で楽しめるホラーゲーム「ハコアタマ」の開発者に,企画の出発点を聞いた[TGS2026]

4Gamer:
 ただ,明かりがちらつく場所を避けて進めば,怪異に出会わず,怖さも薄れてしまうのでは,と思いました。そのあたりは,どのように考えていますか。

むつむつ氏:
 奇襲的な怖さを増やすことも検討中です。たとえば,道中にいる住人も,初めて会うと「これは敵なのか?」と驚きますよね。相手が安全なのか分からない怖さを,敵の表現にも取り入れられないかと考えているところです。

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4Gamer:
 最後に,読者へのメッセージをお願いします。

むつむつ氏:
 ぜひ,みんなでわちゃわちゃと遊んでほしいです。頭に何を載せるかで,それぞれの個性が出るのも面白いところなので,配信者の方にも,友達同士で遊ぶ方にも,盛り上がってもらえるゲームにしたいと思っています。


  • 関連タイトル:

    ハコアタマ

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