5月30日(日本では5月31日)にSteamとEpic Gamesストア,GOG.comでデジタル配信される予定の「System Shock」は,1994年にOrigin Systemsがリリースした同名タイトルのフルリメイク版だ。オリジナル版では,宇宙に浮かぶシタデル・ステーション(Citadel Station)をコントロールするAIのSHODANが突然,人類への反抗を開始し,AIに操られたロボットやクリーチャーが人間を襲う中,生き残った無名のハッカーが,SHODANの野望を阻止するための孤独な戦いを続けるという物語が描かれた。
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オリジナル版のプロデューサーを務めたのは,「Ultima」シリーズや「Deus Ex」などで知られるWarren Spector氏で,3Dで描かれた宇宙ステーション内部のリアリティや,さまざまな方法で問題に対処できる自由度の高さ,サイバーパンク小説の影響を受けた重厚なストーリーなどから,販売本数こそ芳しくなかったものの,プレイヤーやメディからカルト的な人気を獲得した。
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リメイク版「System Shock」は,そんなオリジナル版の雰囲気そのままに,グラフィックスを作り直し,操作方法やインタフェースを現代的に変更し,新たな音楽やサウンドを付け加えたタイトルだ。SHODANの声を担当したTerri Brosius氏が再び登場するほか,オリジナル版の開発スタッフと緊密な連絡をとって制作が進められたという。
クラウドファンディングの成功による制作の発表が行われたのは2018年のこと。3月に発売延期が告げられたものの(関連記事),5月9日にはゴールデンマスターの完成が明らかにされ,いよいよ発売を待つばかりになった。「System Shock」はPC版の発売後,PS5/4,Xbox Series X|S,Xbox One向けのコンシューマ機版を順次リリースしていく予定だ。
「System Shock 2: Enhanced Edition」は,1999年にリリースされて,こちらも高い評価を得た続編「System Shock 2」のリマスター版で,「System Shock」を予約者には特典として無料で贈られるという。情報はあまり明らかになっておらず,プレイシーンを収めた今回のトレイラーは貴重かもしれない。
イギリスのゲームメディアPC Gamerが掲載した記事によれば,「System Shock 2: Enhanced Edition」は,ゲームエンジンをNightdive Studiosが独自開発したKEX Engineに入れ替えたうえで,ポリゴンやテクスチャの修正を行ったという。さらに,コミュニティとも提携してゲーム本編に優れたMODを統合しており,以前から発表されていたように,VRにも対応する予定だ。
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